畳のカビの取り方と予防について

天然のい草の香りは人をリラックスさせてくれます。そしてその柔らかな足ざわりは、土足で生活する日本の生活文化に根付いております。しかし一方で、天然のい草にはカビが生えやすい性質があり、日ごろのお手入れが肝心です。

 

本ページでは、畳のお掃除方法や、カビへの対策、カビへ対策した国産の畳、などをご紹介いたします。


カビの原因は?なんで生えるの?

カビの生えやすい条件(適度な温度湿気、気密性の高いマンションなど)が整うと、畳にカビが生えます。

 

畳には空気を浄化する調湿性能が備わっており、湿気が高ければそれだけ多くの湿気を吸収するため、カビが生える確率が高くなります。嫌厭されるカビですが、畳にカビが生えるのは空気を綺麗にしてくれている証拠でもあるのです。

 

★ちなみに、カビが繁殖するには、温度、湿気の条件の他に養分も必要です。近年採用が増えている人工の畳表には養分が含まれていないため、カビの心配は低くなります。ただし、人の皮脂や食べかす、汚れも養分となりえますので、やはり日ごろのお掃除が大事です。


カビ予防はここに気を付ける!

温度や湿気がたまりやすい条件の具体例をいくつか挙げておきます。

 

・窓や襖、障子を1日締めきっている

・家具が換気経路を防いでしまっている

・畳の上にカーペットや布団が敷いたまま

・畳の上で部屋干しする

 

その他、畳以外の部分に生えたカビの胞子が畳に移ってしまうケースなどもあります。


カビが生えた時のお手入れ方法

畳にカビが生えてしまったら、下記のお手入れ方法をお試しください。

 

①窓を開けて換気

②畳の目に沿い優しく掃除機をかける

③畳の目に沿い布で空拭きする

 

まずは①~③を繰り返すようにして下さい。掃除機を使う際にはカビの胞子が巻き上がらないよう、掃除機の排気口の向きにご注意下さい。カビのお掃除後はダストパックも交換しましょう。

 

★ちなみに、水拭き・洗剤を薄めずに使う・カビキラーを使用する、熱湯をかける、などの方法はカビをさらに繁殖させる原因となりますので行わないようにしましょう


お手入れ方法(応用編)

畳のカビには消毒用アルコールや薬品を使用するお掃除も効果があります。ただし、畳の変色につながる場合もありますので、分量やお取り扱い方法は十分に気を付けましょう。

 

お酢を使う

①お酢を水で10倍ほどに薄めます

②①を布に染み込ませて固く絞り、カビの生えた部分を目に沿いふき取りましょう

③空拭きし、お部屋をよく乾燥させましょう

※扇風機やエアコンの除湿機能での乾燥がお勧めです/お酢には漂白効果がありますので畳が新品の際は使用はお控えください

 

重曹を使う

①重曹と酸素系漂白剤を同量ずつ混ぜます

②綿棒などで①を黒カビのポツポツ部分に乗せ5分ほど放置しましょう

③固く絞った布でふき取り、さらに空拭きして乾燥させましょう

 

※重曹も畳の変色につながりますので使用は最小限に抑えるのがお勧めです

 

エタノールを使う

①畳の目に沿って布で空拭き

②消毒用アルコールをスプレーボトルに入れ畳に吹きかけましょう

③歯ブラシなどでカビを優しく掻き出しましょう

③乾いたらまた目に沿い布で空拭きしましょう

※①~③を2度繰り返し、終わったらお部屋をよく乾燥させましょう/扇風機やエアコンの除湿機能での乾燥がお勧めです

 


抗カビ加工済みの畳

カビが生えにくい人工の畳へ変えることもひとつの方法ですが、天然い草の香りや風合いがお好みの方にとって人工の畳は何か物足らない感覚があるかと思います。そんな方は、抗カビ・抗菌・抗ウイルスに優れた国産天然い草ブランド「絢葉6(あやはしっくす)」を是非チェックしてみてください。絢葉6は、抗カビ・抗菌・抗ウイルスへ優れた効果を持つ「有機酸オリゴマー」という穀物由来の成分を天然い草へ浸透させており、化学物質など不使用で安心・安全です。熊本県八代市の限定した農家でのみ生産しております。


畳のカビ対策について、参考になりましたでしょうか。天然い草の畳は、季節により湿度の変動が激しい日本の暮らしに適した先人の知恵が詰まった床材です。日々のお手入れに気を付けながら、是非快適な畳のある暮らしをお楽しみください。