畳の厚みは一律ではなく、
用途や構造によって大きく異なります。
設計段階で厚みの理解が不十分だと、
「フローリングとの段差が出る」
「建具との干渉が発生する」
「下地高さが合わない」
といったトラブルにつながります。
畳は仕上げ材でありながら、
断面設計(床構成)に大きく影響する部材です。
本記事では、設計士・建築士の方向けに
畳の厚みの基本・種類・納まりの
考え方を体系的に解説します。
基本の厚み
仕上り55㎜が基本となります。
ただし、近年の住宅は厚みもまちまちです。
畳は現場に応じて厚みも変更できますが、
下限と上限はあります。
畳店により判断は異なりますが、
「30~55㎜は厚畳」
「15~30㎜未満は薄畳」
と思っておいてください。
畳としては、
薄い畳はコストがUPする上、
クッション性にも乏しくなりますので、
厚みのある畳をオススメします。
畳の構造と厚みの内訳
畳の厚みは主に以下で構成されます。
「畳床(芯材)」
「畳表(い草)」
「畳縁(保護材)」
厚みの大部分を占めるのは畳床(※)です。
※稲わら、インシュレーションボード、
発砲の断熱材などが使用されます
薄い畳について
小上がりの畳コーナー用や、
フローリングの厚みに近づける為、
「薄畳」が増えております。
薄い畳の基本は仕上り15㎜です。
床暖房仕様などの場合は、
13㎜仕上がりでも製作します。
畳調タイルのような商品が、
厚み12㎜以下のものがある為、
よく勘違いをしてしまう
設計様がおられますが、
12㎜の畳は通常製作不可です。
※特別に薄い畳を製作されている
畳店様もおられますが
一般的ではございません
置き畳の厚みについて
近年増加傾向にある
フローリングの上に敷く
「置き畳」ですが、
市場では15㎜などの薄畳
とすることが多いです。
薄い置き畳は、
「扉との干渉を避けやすい」
「移動が簡易(軽い)」
などのメリットがあります。
一方で、
厚みのある置き畳も製作可能です。
重厚感があり、
小上がりのようになることで、
明確な空間分けが可能となります。
厚い置き畳は、
「重厚感(小上がり化)」
「クッション性が高い」
「吸音性が高い」
などのメリットがあります。
置きたい場所や用途により、
薄い畳にするか、
厚い畳とするかと決めましょう。
まとめ
今回は畳の厚みについて解説をしました。
厚みを見誤ると、段差が生じたり、
扉の開閉との干渉が発生してしまいます。
畳のサイズについて正しく理解いただくことで、
そうした不具合の発生を事前に防ぐことが出来ます。
畳の厚みについて以外にも
大切なポイントを解説しておりますので、
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